アマゾン探検隊の大冒険 フランクリン・J・シャフナー

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フランクリン・J・シャフナー Franklin J. Schaffner

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フランクリン・J・シャフナー Franklin J. Schaffner

1920年5月30日、東京生まれ。6歳の時に宣教師だった父親が死亡。母と共にアメリカに戻り、大学卒業後に海軍に入隊。戦後除隊して、ディレクターとしてCBSに入社。『弁護士プレストン』などの演出を担当し、二度のエミー賞を受賞。63年の『七月の女』で映画に進出。67年の『猿の惑星』でヒットメイカーとなり、70年の大作『パットン大戦車軍団』は監督賞などアカデミー賞7部門を受賞した。『パピヨン』、『ブラジルから来た少年』など、骨太な異色作・大作を手掛けてきたが、題材が多岐にわたり一貫したテーマに乏しかったゆえ、作家性を論じられる機会が少ない。1989年死去。
主な作品: 『七月の女』(1963年)、『大将軍』(1965年)、『猿の惑星』(1968年)、『パットン大戦車軍団』(1970年)、『海流のなかの島々』(1977年)、『ブラジルから来た少年』(1978年)

アカデミー賞
1970年 『パットン大戦車軍団』 監督賞受賞

猿の惑星
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猿の惑星

PLANET OF THE APES (1968年)

監督:フランクリン・J・シャフナー 製作:アーサー・P・ジェイコブス/モート・エイブラハムズ 原作:ピエール・ブール 脚本:ロッド・サーリング/マイケル・ウィルソン 撮影:レオン・シャムロイ 特殊効果:L・B・アボット 特殊メイク:ジョン・チェンバース 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:チャールトン・ヘストン/キム・ハンター/ロディ・マクドウォール/リンダ・ハリソン/モーリス・エヴァンス/ジェームズ・ホイットモア/ジェームズ・デイリー/ロバート・ガナー/ルー・ワグナー

ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船が、地球時間で約2000年後にある惑星に不時着。宇宙船から脱出したテイラー(C.ヘストン)は、この星が猿によって支配されていて、人間は下等動物として扱われていることを知る。そして彼も猿たちの人間狩りに遭って捕獲される。チンパンジーのジーラ博士(K.ハンター)とコーネリアス博士(R.マクドウォール)の手引きで、テーラーと彼を慕う女(L.ハリソン)は脱走、禁断地帯へと向かう。猿と人間の立場が逆転した奇抜な着想と、リアルな猿のメイクが受けて大ヒットしたSF超大作。
メイキャップ・アーティストのジョン・チェンバースは、本業は歯科技工士で、病院で整形技術を学んだという経歴の持ち主。本作によりアカデミー名誉賞を受賞した。一体の猿顔をメイクするのに3〜4時間かかったという。撮影はアリゾナやユタ州の砂漠でロケされたが、灼熱地帯を猿メイクで仕事するのは拷問に近く、最初予定されていたロック・ハドソン、エドワード・G・ロビンソン、ジュリー・ルイスなどはオファーを断っている。この第1作のヒットによって、4本の続編とTVシリーズが製作されたが、ロディ・マクドゥールだけは、すべての作品に(猿メイクで)出演している。
「地獄へ行け!」――砂漠に跪いて喚くテイラー。俯瞰でとらえたラストシーンは衝撃的で、一度観たら絶対に忘れられない名場面。猿たちが英語を喋っていたり、宇宙船を降りた宇宙飛行士が惑星の荒地にミニチュアの星条旗を立てるエピソードなど、ユーモアの効いた伏線が随所に施され、ラストの衝撃をいっそう深いものにしている。『戦場にかける橋』のピエール・ブールによる原作を大胆に脚色した、ロッド・サーリング(TV『ミステリー・ゾーン』など)&マイケル・ウィルソン(『陽のあたる場所』『戦場にかける橋』)の功績は大きい。
音楽は、監督デビュー作『七月の女』以来の名コンビ、ジェリー・ゴールドスミスが担当。SF映画にありがちな電子音を排し、多彩な打楽器群を駆使した斬新かつ原始的なサウンドは映画音楽史に残る偉業。

ジョン・チェンバース(アカデミー名誉賞-メイクアップ- 受賞)

「猿の惑星」シリーズ

 
パピヨン
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パピヨン

PAPILLON (1973年)

製作・監督:フランクリン・J・シャフナー 製作:ロベール・ドルフマン 原作:アンリ・シャリエール 脚本:ダルトン・トランボ 撮影:フレッド・コーネカンプ 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:スティーヴ・マックィーン/ダスティン・ホフマン/ヴィクター・ジョリイ/アンソニー・ザーブ/ドン・ゴードン/ロバート・デマン

1931年、殺人罪で終身刑を宣告された男は、当時仏領だった南米ギアナで刑務所生活を強いられる。胸に蝶(パピヨン)の刺青を持つ男は、執拗に脱獄を繰り返し、ついに1945年、脱獄に成功。ベネズエラで市民権を得て自由の身となる。原作者アンリ・シャリエールの実録小説を、赤狩りで映画界から抹殺されたダルトン・トランボが脚色。S.マックィーン、D.ホフマンの2大スター共演で映画化。実話ならではの非人道的刑務所生活が克明に描かれ、見応えのある作品に仕上がっている。特に生への執着を強烈に印象づけるマックィーンの眼差しが素晴らしい。
開巻から20分、主人公たちが刑務所の島に着くまでを一切音楽なしで緊張を強い、後半感傷的な旋律で観客の涙を誘う。シャフナー&ゴールドスミスの音楽の使い方は実に見事。13年の刑務所暮らしですっかり老け込んでしまったマックィーンとホフマンが、南海の孤島で再会するシーンは、ゴールドスミスの哀愁のテーマ曲と相まって、感銘深い名場面となっている。

 
パットン大戦車軍団
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パットン大戦車軍団

PATTON (1970年)

監督:フランクリン・J・シャフナー 製作:フランク・マッカーシー 脚本:フランシス・フォード・コッポラ/エドマンド・H・ノース 撮影:フレッド・コーネカンプ 特撮:L・B・アボット 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ジョージ・C・スコット/カール・マルデン/マイケル・ストロング/カール・ミカエル・フォーグラー/スティーヴン・ヤング/フランク・ラティモア/エド・ビンズ

第二次大戦のアフリカ戦線でロンメル軍団を相手に戦い、ヨーロッパ戦線で勇名をはせた孤高の猛将ジョージ・パットンの戦争人生を描いた伝記的ドラマ。戦車軍団激突のスペクタクル場面もあるが、ドラマの中心は利己的愛国主義者パットン将軍の個性と心情をメインとした、重厚で地味な作り。ヴェトナム戦線が混迷する1970年製作公開だったため、封切り当時は反戦か好戦かと物議をかもした問題作。
古代戦史を愛読書とし、周囲から時代錯誤と嘲笑され、優れた戦略家でありながら短気で頑固な性格故に軍上層部と衝突する熱血漢パットン将軍を、G.C.スコットが熱演。巨大な星条旗を背景に、いきなり「サノバビッチ!」から始まる大演説に度肝を抜かれる。「お前たち新兵が国のために何万人死のうと戦争には勝てん、敵の腰抜けどもを全滅させることこそが勝利だ」は、パットンの狂気と、狂気なしに勝利はあり得ないという戦争の真実をついた名セリフのひとつ。
スコットは本作にてアカデミー主演男優賞を受賞したものの、「俳優たちを賞レースで争わせることは堕落である」という理由から、これを拒否。さながらパットン将軍の奇行が乗り移ったかのようなエピソードとして話題となった。しかしながら、本作による全米批評家協会賞、NY批評家協会賞、ゴールデン・グローブでの男優賞はちゃんと受けていることから、商業主義的ハリウッド流儀への反発だったのかも知れない。持ち主不在となったオスカー像は、パットン記念館に保存されている。
脚本は、『潜水艦X−1号』のエドマンド・H・ノースと、『パリは燃えているか』の新人フランシス・フォード・コッポラによるオリジナル。コッポラは1979年に製作した『地獄の黙示録』のなかに、パットンをモデルとしたキルゴア中佐(ロバート・デュバル)を登場させていて、同作には『パットン大戦車軍団』とそっくりそのままの場面がある。
がむしゃらに戦うことでしか自己表現を成し得なかったパットンは、一方で熱心なキリスト教信徒でもあった。神に祈る彼の孤独な姿に、ジェリー・ゴールドスミスは敬虔なるパイプ・オルガンの調べをつけ、聖と俗のギャップを強調している。

アカデミー作品賞 受賞
フランクリン・J・シャフナー(アカデミー監督賞 受賞)
フランシス・フォード・コッポラ/エドマンド・H・ノース(アカデミー脚本賞 受賞)
ウーリー・マックリアリー/ギル・パレンドー/アントニオ・マテオス/ピエール=ルイ・テベン(アカデミー美術・装置賞 受賞)
ダグラス・ウィリアムズ/ドン・ベースマン(アカデミー音響賞 受賞)
ヒュー・S・フォウラー(アカデミー編集賞 受賞)
ジョージ・C・スコット(アカデミー主演男優賞 辞退)
ジョージ・C・スコット(全米批評家協会賞 主演男優賞 受賞)
ジョージ・C・スコット(NY批評家協会賞 男優賞 受賞)
ジョージ・C・スコット(ゴールデン・グローブ 男優賞 受賞)

 
ブラジルから来た少年
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ブラジルから来た少年

THE BOYS FROM BRAZIL (1978年)

監督:フランクリン・J・シャフナー 製作:マーティン・リチャーズ/スタンリー・オトゥール 原作:アイラ・レヴィン 脚本:ヘイウッド・グールド 撮影:アンリ・ドカエ 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:グレゴリー・ペック/ローレンス・オリヴィエ/ジェームズ・メイソン/リリー・パルマー/ユタ・ヘーゲン/スティーヴ・グッテンバーグ/ジョン・ルビンスタイン/マイケル・ガフ/ジョン・デナー/ジェレミー・ブラック/ローズマリー・ハリス/プルネラ・スケイルズ/デンホルム・エリオット/リンダ・ヘイドン/ウォルター・ゴテル

ある組織から、国籍も経歴もまちまちな、一見なんの関連性もない男たち94人を一斉に抹殺せよ、という指令が出される。組織の密談を盗聴していた青年は口封じに殺され、計画の一端を握ったローレンス・オリヴィエは、単独調査をはじめる。やがて見えてくるのは、アウシュヴィッツのユダヤ人収容所で「死の天使」と呼ばれていたヨゼフ・メンゲレ博士(G.ペック)による邪悪な陰謀。
『ローズマリーの赤ちゃん』など数作の作品しか発表していないスリラー作家アイラ・レヴィンの同名小説を、『ローリング・サンダー』(1977)のヘイウッド・グールドが脚色。『死刑台のエレベーター』(1957)や『太陽がいっぱい』(1960)で知られるヌーヴェルバーグ派の名キャメラマン、アンリ・ドカエが撮影を担当し、第1級の演技派俳優が勢揃いしたスリラー大作だったが、日本では劇場公開されなかった。当時は『スター・ウォーズ』や『サタデー・ナイト・フィーバー』など、観客の年齢層が低い映画が受ける傾向にあり、配給会社も売り方に困ったのだろう。
紹介するのに配慮を必要とするタイプの映画である。タネを明かしてしまえば、かなり荒唐無稽なストーリーではあるが、シャフナーの手堅い演出とベテラン俳優による重厚な演技、物語の舞台は世界各国にわたり大作としての風格もある。この法螺話の背景には、近代科学の発達と、死滅したはずの誇大妄想めいた狂信とがあって、オウム騒動を経験してしまった日本人には背筋が寒くなるような恐怖さえ感じられると思う。クライマックスが地味だという意見もあるが、科学万能の時代に、最終決戦が老人同士の掴み合いでなされるというのは、グロテスクな趣(おもむき)があって悪くない。
はじめての方は、白紙でご覧になられることをお薦めする。
余談だが、本作でナチス復興の陰謀を企むメンゲレ博士を貫禄たっぷりに演じたG.ペックは、『アラバマ物語』(1961)で、AFI(アメリカ映画協会)の歴代映画ヒーロー第1位に選出されている。2本立てでご覧になるのもまた一興かと思う。

 
ニコライとアレクサンドラ
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ニコライとアレクサンドラ

NICHOLAS AND ALEXANDRA (1971年)

監督:フランクリン・J・シャフナー 製作:サム・スピーゲル 原作:ロバート・K・マッシー 脚本:ジェームズ・ゴールドマン 撮影:フレディ・ヤング 音楽:リチャード・ロドニー・ベネット
出演:マイケル・ジェイストン/ジャネット・サズマン/ジャック・ホーキンス/クルト・ユルゲンス/マイケル・レッドグレーヴ/トム・ベイカー/リン・フレデリック/フィオナ・フラートン/ダイアナ・クイック/アイリーン・ワース/ハリー・アンドリュース/ロビン・アスクウィズ/スティーヴン・バーコフ/エマニュエル・リバ

帝政ロシア最期の王朝ロマノフ家滅亡の悲劇を描いた、上映3時間余の歴史スペクタクル。
1904年、皇帝の地位に安住し敗北の報告が続く日露戦争にも無関心なニコライ(M.ジュイストン)と、英国ヴィクトリア女王の孫娘で気位ばかり高い皇后アレクサンドラ(J.サズマン)に、皇太子アレクセイが誕生する場面から物語は始まる。怪僧ラスプーチンの暗躍、レーニン、ケレンスキー、トロッキーなど、ロシア革命の重要人物も登場。やがて第一次世界大戦が勃発、革命の気運が高まり、シベリア送りとなった皇帝一家が処刑されるまでが丹念に描かれている。
製作は『アラビアのロレンス』のサム・スピーゲルだが、舞台は王朝内部に限られ、戦争スペクタクルを期待するとアテが外れる。
音楽はイギリスのリチャード・ロドニー・ベネット。

 

[Another Movie]

フランクリン・J・シャフナー  ジェリー・ゴールドスミス  ダルトン・トランボ  フランシス・フォード・コッポラ
ジョージ・C・スコット  スティーヴ・マックィーン  ダスティン・ホフマン  チャールトン・ヘストン
グレゴリー・ペック  ローレンス・オリヴィエ

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