Amazon.co.jp[インターネット通販]でショッピング
1500円以上のお買いあげで全国送料無料。
代金引換・コンビニ・ATM・ネットバンキング払いも可能です。
注文後も(発送準備が完了するまでは)、商品の変更/キャンセルが自由にできます。
簡単、便利そして安全。注文方法がひと目でわかるガイドツアーをご覧ください。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791)のセレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、クラシック・ミュージックにまったく興味ない人でも一度ならず耳にしたことのある、音楽史上最もポピュラーな名曲だろう。
映画「アマデウス」では、アントニオ・サリエリの告白を聞きに来た牧師が、「この曲は知っています、とてもチャーミングだ!」と目を輝かせて言っていた。この場面の選曲は凄いと思った。このメロディなら、牧師ならずともすべての観客が知っているからだ。タイトルや作曲者は知らなくても、メロディだけは知らない者はいない。
小学校の音楽授業では、おそらく今でも教材に使われているだろうし、最近は「胎教音楽」なるヘンテコなCDも売られているが、必ずといっていいほど(第2楽章が)収録されている。デパートやスーパーのBGMで流れていても、まったく違和感がない。素晴らしいことだと思う。
というのも、セレナード(とかティヴェルティメントとか呼ばれる音楽)は、もともと、貴族や富豪たちが催していたパーティの、BGM用として作曲されていたからだ。特権階級のみに与えられた贅沢で、誰もが耳にできる音楽ではなかった。それが今では朝のお目覚めチャイム替わりに、500円のトランジスタ・ラジオから流れてくる。本当に素晴らしい時代になったと思う。格式を嫌い自由を愛したモーツァルトのことだから、きっと喜んでいるにちがいない。モーツァルトは「楽聖」だから偉大なのではなく、チャーミングでステキな音楽をたくさん作った人だから偉大なのだ。そのあたり、小学校の音楽の先生は、子供たちにちゃんと教えて欲しい。
この楽曲は1787年8月10日(歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を作曲している最中)にウィーンで書かれている。通常、上記のような目的で作曲された楽曲には、依頼主や演奏場所のデータが残されているのだが、この曲にはそれがない。実際に演奏されたのだろうか? また、モーツァルト自身による作品リストには全5楽章と記されているが、実際はメヌエットの楽章が抜けていて、4つの楽章から成っている。誰かが盗んだのか、それともリストを作った後でモーツァルト自身が省いたのか?
楽曲は超有名なのに謎が多く、研究者を悩ませているらしい。
ワルター指揮コロンビア交響楽団による1958年録音盤は、(個人的なことで恐縮だが)人生の最初に出会った思い出のレコードであり、筆者の原点でもあるので、まずトップにこれを推薦する。最晩年のワルターによる生気に満ちた演奏で、LP時代はB面にあったモーツァルト序曲集も、出色の出来。ロマンチック過ぎて、いささかオールド・スタイル(古風)なサウンドに聞こえるかも知れないが、そこが良いのだ。
モーツァルトをなにか1枚という方は、巷に溢れているコンピ盤などは無視して、まずこの1枚にじっくり耳を傾けることをお薦めする。
同時収録曲……歌劇「劇場支配人」序曲、歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲、歌劇「フィガロの結婚」序曲、歌劇「魔笛」序曲、フリーメーソンの葬送音楽
ワルターと並んでモーツァルト演奏に定評があったのがカール・ベームだった。乱暴な話だが、モーツァルトの交響曲や管弦楽曲に限っていえば、ワルターかベームを買っておけば間違いはないのだ。
しかし人の嗜好は千差万別、ワルターやベームのモーツァルトではしっくりこないという方もいらっしゃるかも知れない。そんな方には、古楽器によるホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団をお薦めする。筆者もこの室内管弦楽団の演奏で、以前よりましてモーツァルトが好きになった。
ベームの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」には、1952年のウィーン・フィル盤(London)や1956年のベルリン・フィル盤(Grammophon)もあり、それぞれ評価が高いが、3枚のなかでは、ここに採り上げた1974年録音盤が、録音状態も良く、最も味わい深いように思う。
紹介しているCDには、ベームがベルリン・フィルを指揮した、セレナード第9番ニ長調「ポストホルン」がカップリングされている。
イ・ムジチ合奏団による3度目の録音盤。
明るい音色、キビキビしたリズム、軽快、そして颯爽。
天真爛漫なモーツァルトがここにいる。
「ディヴェルティメント」第1番〜第3番とのカップリング。
SEO | [PR] おまとめローン 花 冷え性対策 坂本龍馬 | 動画掲示板 レンタルサーバー SEO | |