トマス・チャステイン Thomas Chastain

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トマス・チャステイン Thomas Chastain (アメリカ)

「作家には一つくらい謎が必要だ」とプロフィールを公表しなかったトマス・チャステインだったが、彼が死去した1994年に73歳と公表されたことから、1920年または21年生まれであったことが分かった。生まれたのはカナダ。育ったのはフロリダ。その他の素性は未だによく分かっていない。
新聞記者をしていたが、やがて作家業に専念し、冒険小説誌に寄稿し映画のノベライゼーションなどを書いていた。1971年に『Death Stalk』で長編デビュー。2作目はニック・カーター名義のスパイ小説。
3作目の『パンドラの匣』(1975)は、ジョン・ディクスン・カーから「新人ながらストーリーテリングにかけては達人、人物描写には抜群の腕を持っている」と賞賛され、これは「カウフマン警視シリーズ」としてシリーズ化された。ニューヨーク16分署を舞台とした警察小説だが、毎回趣向を凝らしたスケールの大きな犯罪を題材にしているところが最大の魅力。主人公のカウフマン署長は、大金持ちの一人息子で、署長室を自費でバスルーム付きに改装していたり、愛情が冷めた妻とヨーロッパ旅行するのを慣例としている一方で、10年以上つき合っている愛人もいるというユニークな設定。
シリーズ以外にも、懸賞付き犯人当てのパズル小説『誰がロビンズ一家を殺したか?』(1984)、新ペリー・メイスン・シリーズの第1作『ありあまる殺人』などの著作はあるが、やはり4冊の「カウフマン警視シリーズ」が突出した面白さとなっている。

パンドラの匣 (1974)

ハヤカワ・ミステリ(翻訳:後藤安彦)

「カウフマン警視シリーズ」の第1作目。
私立探偵スパナーから、マンハッタンで大規模な犯罪が計画されているとの情報が入る。捜査の責任者に任命されたカウフマン警視は、非常事態に備え、ニューヨークに大捜査網を展開させる。
作戦名は「パンドラの匣」。

 

ダイヤル911 (1976)

ハヤカワ文庫(翻訳:後藤安彦)

マンハッタンに続発する爆破事件。警察の必死の捜査を嘲笑うかのように、犯人はダイヤル911(緊急通報ダイヤル)に爆破予告の電話をかけてくる。マスコミは「クリスマス爆破魔」と呼び、ニューヨーク全市がパニック状態に陥る
綿密な取材によるリアルな捜査活動。平行して犯人側の動きも描かれ、サスペンスを盛り上げる。ラストにミステリとしての仕掛けも用意されている。

 

マンハッタンは闇に震える (1979)

ハヤカワ・ミステリ(翻訳:後藤安彦)

「3百万ドル出さなければニューヨーク全市を停電させる」。犯人はまず手始めに、世界貿易センタービルを停電させる。
110階の超高層ビルは一瞬のうちに機能停止。233台のエレベーターがストップし大混乱。カウフマン警視の陣頭指揮のもとに、ニューヨーク全市に大捜査網が敷かれる。
送電線系統を掌握している脅迫グループの行動も平行して描かれ、ストーリーテリングの妙を堪能できるスリリングな1編。

 

16分署乗取り (1981)

ハヤカワ・ミステリ(翻訳:後藤安彦)

カウフマン署長が勤務している16分署が乗っ取られた。署員は全員、拘置所に監禁される。犯人側の要求は時価数千万ドルのダイヤモンド。
カウフマン署長の愛人や秘書のオデル巡査など、シリーズの常連キャラも活躍する、シリーズ最終作。

 

[Another Books]

「ありあまる殺人 新ペリー・メイスン・シリーズ」 トマス・チャステイン(ハヤカワ・ミステリ)
「子供たちの夜」 トマス・チャステイン(ハヤカワ・ミステリ)

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